動物由来感染症について
動物由来感染症を知っていますか?
○動物由来感染症とは
「動物由来感染症」とは動物から人に感染する病気の総称です。
人も動物も重症になるもの、動物は無症状で人が重症になるものなど、病原体によって様々なものがあります。
○日本で起きた症例
- ■オウム病
インコの糞などから感染。展示施設の従業員や来場者の間で集団発生。
- ■サルモネラ症
ミドリガメなどの爬虫類のペットから子供が感染し、重症に。
- ■猫ひっかき病
猫がふつうに持っている病原体で、過度で密接な接触によって感染。
- ■重症熱性血小板減少症候群(SFTS)←NEW! 主にウイルスを保有するマダニに咬まれることで感染する動物由来感染症で,発熱や消化器症状が主症状。体調不良の猫に咬まれたヒトがSFTSを発症し死亡した事例が平成29年7月24日に厚生労働省から公表されました。SFTSについては,厚生労働省のウェブサイトにQ&Aが掲載されていますのでご参照ください。↓ http://www.mhlw.go.jp/bunya/kenkou/kekkaku-kansenshou19/sfts_qa.html
○日常生活で注意すること
- ■過剰なふれあいは控える
(口移しで餌を与えたり食器具の共用はやめ、動物と同じ布団で寝ることも避けましょう。)
- ■動物に触ったり、砂場等で遊んだら必ず手を洗う
(石けんを使用して手を洗うことで、大部分の病原体を落とすことができます。)
- ■動物の身の回りは清潔にする
(動物の手入れや小屋の掃除はこまめに行い、換気やフン等の処理は速やかに。)
- ■野生動物の家庭での飼育は避ける
(予防のためにも、また動物資源保護の観点からも野生動物の飼育は避けましょう。)
体に不調を感じたら、早めに医療機関で受診を!
(かぜやインフルエンザに似た症状がでる場合が多く、発見が遅れやすいです。
受診の際はペットを飼っていることも医師に伝えましょう。)

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